我が子には優秀になって欲しい、成績の良い子に育ってほしい。
でもどうすればよいのか分からないという方に私が今までに見てきた子供たち(特に小学生)のなかで成績が良かった子たちに共通していた2つの事をご紹介します。
今日は英語の成績に限らないお話です。
ABOUT ME
北米留学経験と英語教師の資格(TESOL)があります。
小学生から高校生まで教えた経験あり。
ネイティブの子供と1年半暮らしました。
成績が良い小学生の子供の意外な共通点
結論をズバリ言いますと
- よく睡眠をとらせている
- 勉強は親も一緒に参加している
え、そんな簡単な事なの?
と思われるかもしれませんがこれはとても重要なポイントです。
試験前にはしっかりと睡眠をとることを教えている
成績が良い小学生生徒の共通点は以下です。
焦って夜中まで勉強して取った90点と、
しっかり寝てリラックスして挑んだ90とは価値が違うことをきちんと教えられていました。
早く寝なければいけないというだけでなく、なぜそうしなければいけないのかを子供にも理解をさせているご家庭ばかりでした。
記憶は寝ることで定着する
例えばテストの前日に徹夜で勉強するのと、早めに勉強を切り上げてしっかり睡眠をとるのでは後者の方が良いです。
覚えた事は睡眠をとることで脳に定着します。
一夜漬けで覚えた事はその一瞬は覚えられても定着しないため身になりません。
またテスト中の集中力を保つためにも睡眠は必要です。
個人差はありますが、大体6~9時間必要だと言われています。
間を取って7時間半くらいはしっかり寝てスッキリした状態で試験に望むことが大切です。
成績の良い小学生の親は子供の勉強に参加している
成績の良い小学生の親は子供の勉強を見ている方ばかりでした。
塾に行かせているから、家庭教師がいるからと任せっきりにはされません。
勉強時間を習慣化させる
夕食の後、お風呂の後、休日の昼間など習慣的に一緒に勉強をする時間を設けています。
例えば親が苦手な教科で教えることが出来なくても、子供の横に座って勉強する姿を見て、良いところを褒めます。
学習している姿を見て、褒めてあげる
小学生は特にまだ子供なので、親から認められる・褒められることは何よりも嬉しい事です。
こんなことで?と思われるかもしれませんが、意外と単純な事で勉強に身が入ったり逆に嫌いになったりするものです。
※ここで、またそれ間違って!みたいなネガティブな関わり方をするのはNGです。
良いところを見つけてたまに褒めてあげてください。
子供の学習に参加する
体験談:親から知ることは記憶に刻まれやすい
ここでちょっと私のお話。
先生から教えてもらった事より
親から教えてもらったことの方が遥かに記憶に残っているよ。
私自身の体験談ですが、やはり親が一緒について勉強してくれたことはいまだに覚えています。
母親が教えてくれた「承久の乱」についてや、父親が教えてくれた算数で答えに自信がない時に逆算する方法などはしっかり脳に刻まれています。
塾の有名講師(名物先生?)が教えてくれたどんなことよりも記憶として残っています。
つきっきりは疲れちゃうけど・・・。
「見てるよ」っていうのが励みになるんだと思う。
子供とはそんなものですので、
可能な限り学習に参加してあげてください。
たまに参加しつつ見守るくらいがちょうど良い
つきっきりになるひつようはありませんので、
あくまでも「土曜の昼御飯の後」とか「毎日の夕食後からお風呂まで」など一緒に勉強する習慣をつけて、隣で見守ってあげると良いです。
子供の意見を聞く
成績の良い子供の親は自分で考えるということを重要だと考えている方が多いです。
思考を整理して説明する癖をつけることで「思考力・判断力・表現力」などが身につきます。
体験談:あるお子さんのお話
どうしても欲しいおもちゃがありましたがご両親は反対をしました。
その子はお金を貯めるでもなく、なぜ欲しいか・それを買うといかに自分のモチベーションが上がるかをプレゼンし、買ってもらうことに成功。
お勉強だけでなく人生において何かを勝ち取ることをしっかり教えられている事が素晴らしく、またスケッチブックでプレゼンする姿が愛らしく微笑ましかったです。
プリントなどの勉強道具が整理されている
思考の整理が身につく
整理整頓をする、取捨選択をするということは学習をすることと似ています。
沢山覚えた知識を整理してテストに臨むわけですよね。
アプローチは違えど日頃から片付けができる子供は自然とそのスキルを学習に活かすことができます。
やる気を削がないシステム作り
またプリントが散乱した机と比べて片付いた机の方が、「今から勉強しよう」と思い立った時にすぐ取り掛かることができますよね。やる気を削ぐ機会を減らすという意味でも勉強道具を整理することはとても大切です。
テレビゲーム・スマホゲームの時間を決めている
子供はゲームが大好きです。
放っておけばいつまでも遊んでしまいがち。
成績の良い子どもたちに共通していたのはゲーム時間を決められていること。
「1日2時間まで」や、「休日は3時間以内で好きなだけ」などそれぞれでしたが学習と遊びのメリハリをつけられているご家庭が多かったです。
このことを通して
「約束を守る」という事も身につくよ。
※たまにゲームは禁止!とされる方も見かけましたが個人的にはそれには否定的です。
ゲームから学ぶことも沢山あるはずなので。
沢山の学習教材に手をつけすぎない
学習教材をあまりに沢山与えてしまうと基礎が固まっていない間は知識が分散しがち。
どれを与えるか決めるまではいろいろ試すのが良いですが、「これはうちの子に合う」というものを見つけたらそれを繰り返しやるのがおすすめ。
合っているかを見極める基準は2つ。
- 嫌そうにやらない事
- 7割くらいは簡単に理解できる
とにかく「やりたくない」ものではない事が最重要事項です。
受験前の1年間は勉強机をリビングに
これは良し悪しあるな、と感じますが実施されているご家庭が多かったです。
受験勉強をちゃんとしているか親が監視するという目的ではなく、
子供が好んでリビングで勉強するという雰囲気だと一番良いのでしょうね。
今日は成績の良い小学生に共通する学習の仕方(親の考え方)をシェアしました。
まとめると
- 睡眠をよくとる必要性を教える
- 勉強を習慣化させる
- 近くで見守るまたは教えて、褒める
- 自室ではなくリビングで勉強をさせる
お子様の学習と比較し、
取り入れたいと思うことがあれば参考にしてください。