英作文やスピーキングのために英語の例文を覚えるという学習方法があります。
丸暗記は賛否両論ありますが、私は基本構文や熟語などは応用が利くので。覚えてしまった方がむしろ楽だと考えています。
その理由や覚え方、覚えた方が良いフレーズなどをご紹介します。
英作文・読解のスキルを伸ばしたい
英語がもう少し流暢に話せるようになりたい
手っ取り早く表現を覚えたい
コロケーションを知りたい
ディスコマーカーを知りたい
この記事はこのような方の参考になると思います。
英語の例文を丸暗記!おすすめのフレーズと覚え方
英語の例文を丸暗記するといっても、参考書のフレーズを全て覚えるのは大変ですし効率が悪いです。
英語が小学生・中学生レベルなら
中学生の教科書に載っている基本文なら全て覚えると良いと思います。
日常で友達などと使う英語表現は中学英語をマスターしていればだいたいは伝えたいことを伝えられると思います。
それほどに日常の会話は意外と中学生までの英語レベルで通じます。
というわけで中学校で習う英語は全て暗記する価値があります。
(教科書に出てくる例文)
高校生・大学生・社会人の英語レベルなら
高校生以上になると、日常会話だけでなく書籍を読むときに必要な単語・ニュース番組で話されるような表現も出てきます。
大学受験には英作文が必要だったり、日常会話といっても政治や環境問題について話すこともあると思いますので、中学校の教科書の内容に加えてさらに多くの表現を学んでいく必要があります。
英作文・英会話のために暗記するべき英語表現
試験で良く問われるフレーズが入った文章を暗記する。
- I found it difficult to read a book everyday.(構文を覚える)
- The train had already left before I arrived.(完了形を覚える)
- The news made me happy.(make+人~)
- He implied that i don’t work as hard as he does.(as-as)
コロケーション(イディオム)を暗記しよう
コロケーション(Collocation)とはある単語と単語のよく使われる組み合わせのことを言います。
例えば
- answer the question 問題を解く
- solve the problem 問題を解決する
このようにセットで使われる連語です。
questionもproblemも日本語に訳すと「問題」ですが、
questionにはsolveが、 problemにはanswerが使われます。
このようにセットになった表現は一気に覚えてしまうと良いです。
※ちなみにsolveとanswerの違いは数学的に答えが出るものがsolve。
いろんな答えがあるものに対してanswerが使われます。
もう1つ例を出すと、
- heavy rain (激しい雨)
- strong wind(強い風)
heavyもstrong強い・激しいという意味ですが、
組み合わせとしてはrainにはheavyが、windにはstrongが使われます。
このようなコロケーションで頻出の表現をまとめておきます。
英作文・英会話に頻出のコロケーション(イディオム)
kick the bucket(死ぬ)
take part in(参加する)
keep in touch with(連絡を取る)
get along with(仲良くやる)
give a ride(乗せる)
どちらかというとこれは会話でよく出てくる表現かもしれませんね。
実際私も生活していてよく使った表現ばかりです。
英語で日記を書く方なんかにもおすすめのフレーズです。
このような英作文や英会話に頻出のコロケーションは多く知っていれば知っているほど役に立ちますので積極的に暗記していきましょう。
英作文・リーディングに必須のディスコマーカー
英作文にはディスコマーカーのバリエーションを増やしておくと良いです。
作文を書くときにも読解をするときにも必ず何かしら出てきますので、頻出のものを暗記していきましょう。
逆説を示すディスコマーカー
だけれども、一方で〜と逆説を示す表現です。
読解問題ですとこの後に大事なことが書いてあることが多いので、問題を解くときの手がかりとなる重要なワードです。
altough
nevertheless
however
in contrast
on the contrary
on the other hand
証拠を示すディスコマーカー
実際には、実は、本当はと証拠を現状や証拠を示すディスコマーカーです。
in truth
actually
as a matter of fact
追加・列挙を示すディスコマーカー
大きく分けてどのような構成になっているのかを知るためのディスコマーカーです。
作文をする時にパラグラフ分けをしますよね。
その時に必要な表現の代表的なものを並べました。
besides
also
then
as well
in the same way
first of all
second of all
例示を示すディスコマーカー
例えば〜と例をあげる時に必要な表現です。
For instance
such as
要約を示すディスコマーカー
簡潔にいって〜、要するに、つまりとわかりやすい表現で説明する時に使います。
briefly
to sum up
in summery
言い換えを示すディスコマーカー
in other words
that is to say
which is
基本文の丸暗記
このように覚えた方が良い表現が入った例文があれば一文を覚えてしまうと良いのですが、ただそのまま丸写しで覚えるよりも自分が使いそうな形態にして覚えるのがおすすめです。
例えば先ほどのディスコマーカーの中から
as a matter of factを覚えるとします。
例文は
Ken likes cartoons, but I don’t think much of them.
As a matter of fact, they’re boring.
これを例えばこう変えます。
(実際にいる映画が好きな友達の名前) likes movies, but I don’t think much of them. As a matter of fact, they are boring.
この例文にリアリティがあればあるほど覚えやすくなりますので、
自分に合う表現に変えてしまうと短時間で覚えられます。
そして、できればプラスアルファで覚えられることがあれば組み合わせておくと知識が広がりやすいです。
as a matte of factの同意語にはInfactやactuallyがあります。
合わせて覚えて語彙を倍にしていきましょう。
覚え方:大きな単語カードに書くのがおすすめ
私は単語を覚えるのも熟語を覚えるのも大きな単語カードを使います。
表には覚えたい単語や熟語などを書き、裏には意味と例文、同意語などプラスで覚えるものを書きます。
単語長というよりは小さなノートといった感じですが、
持ち運びもできるし、一気に覚えることができるのでおすすめです。
これらを覚えると読解が早くなる・英作文に強くなる
これらの表現を頭に入れとくとリーディングの問題を解く速度が上がります。
万が一日本語に訳せない文章があってもディスコマーカーが分かれば大体の意味をつかむことができるので特典アップにもつながるでしょう。
また、英作文で表現できる幅も広がります。
表現力が上がるともちろんスピーキングも上達しますし、知っている表現は聞き取れるようになるのでリスニング能力も上がります。
この先自分が使うであろう表現、よく問われるであろう表現が出てきたら積極的に暗記しにかかる。暗記ができたらその表現を使いこなせるようになんども口に出してみると英語力はぐんぐん伸びるはず。
このページに出てくるコロケーションとディスコマーカーをサクッと覚えて実力を伸ばしていきましょう。