「新しい大きな家」と日本語で表現するときは「新しい」・「大きい」といった形容詞の順番に決まりはありませんが、英語で表現する場合はこの名詞を複数の形容詞で修飾する場合形容詞の順番が決まっています。
今日は例文を使って複数の形容詞を置く場合の順番と、それを一発で覚えてしまう裏技をご紹介します。
一文は最後にご紹介します。
英語の形容詞の並べ方が覚えられない
簡単に覚える方法はないの?
そもそも覚える必要があるの?
そんなお悩みを解決します。
▼英文法についてもっと知りたい方は【中学生の英語文法】語順整序並び替えの対策法とコツも合わせてご覧ください。
形容詞を名詞の前につけるときの順番 英文法
名詞を修飾する場合の形容詞の順番
- 主観
- 大・小
- 新・古
- 形状
- 色
- 出身
- 素材
- 目的
1.主観
- beautiful
- difficult
- tasty
- cool
- interesting
などの主観を表す形容詞。
自分の個人的な意見が一番修飾する名詞から遠くに来ます。
2.大・小
- big
- small
- tall
- small
- short
など大きさを表す形容詞。
3.新・古を表す形容詞
- old
- new
- young
物の新しい・古いを表す形容詞をその次に配置します。
4.形状
- round
- flat
- oval
- square
など、シェイプを表す形容詞が続きます。
5.色を表す形容詞
- blue
- yellow
- orange
- white
- black
- dark
具体性のある形容詞ほど名詞に近い場所に置かれます。
6.出身
- Japanese
- Asian
- European
そのものがどこから来たのかを表す形容詞が続きます。
7.素材を表す形容詞
- wooden
- cotton
- paper
- metallic
8.目的を表す形容詞
- wedding
- running
- shopping
- to read
主に動詞が派生したものが多いです。
この8つの並び順ですが、
使うときにいちいち考えたりすることはありません。
ただ、違った場所に置くととても違和感を感じます。
フィーリングで覚えるものなので、日常会話の中で自然と覚えるのが一番です。
英語文法の簡単な覚え方 裏技は丸暗記
こういった「覚えるしかない」英語の文法の覚え方は、完全に例文を暗記してしまうのが一番です。
主観・大小・新古・・・・と覚えるよりも例文を丸々頭に入れてしまうことで、いつの間にか並び順なんて気にしなくても正しく並べて話せるようになります。
というわけでこの文章を覚えましょう。
beautiful big new white wedding chapel
美しく大きな新しい白いウェディングチャペル
こうしてみるとチャペルという名詞に近い形容詞ほどそのものをハッキリと表したもので、遠く離れるほどに個人の意見というか人によって感じ方の違う曖昧なもののになっていくということがわかると思います。
感覚で覚えるしかないので、普段から
- beautiful brown eyes
- cool black running shoes
- big white dog
- five old Japanese cars
など、形容詞と名詞の位置関係に注意しておくと良いでしょう。
わざわざ暗記するのが面倒な場合はなんども声に出して読むだけでも効果があると思います。
忙しい大人のためのやり直し英語については別記事でご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
日本語とシステムの違う英語では名詞を修飾する形容詞が複数ある場合は順番が決まっているということが分かりました。
なんども声に出して例文を読むか、一文丸暗記をしてサクッと覚えてしまいましょう。